ballad　2012　DO.Carinena
バラッド　2012　DO.カリニェナ

ボデガス・イグナシオ・マリンはスペイン北部、アラゴン州に位置します。畑はヘレスやリオハと並び、スペインで最も歴史あるDoカリニェナの中心にあります。

この産地はアラゴン州の中で最も古い歴史ある産地であり、また広大な面積を持っていることでも有名です。この地域では古来よりマエスロ種が多く栽培されており、この土地を代表することからも別名としてカリニェナ種とも呼ばれるようになりました。しかし、このカリニェナ種はフィロキセラによって壊滅状態になってしまうと、代わりにガルナッチャ種が植えられるようになり、カリニェナという名前ながらも現在ではカリニェナ種は僅かに栽培されている程度です。（カリニェナ種はスペイン原産で、フランスではカリニャンという名前で知られています。）このように、現在ではかつてのアルコール度数が高く、力強いワインの産地として知られていましたが、現在では外来品種も使用した洗練されたワイン造りと変貌を遂げています。地質は石灰質、気候は地中海性気候で日中と夜の温度差が非常に大きく、空気の循環がよいのが特徴です。また日照時間が長いためぶどうはしっかりと完熟します。
1903年にイグナシオ・マリン氏によって設立され、今は彼の孫で３代目のルイス・イグナシオとホセ・イグナシオの兄弟がワイナリー経営にあたっています。
「根本的に重要なのはワインのもととなるぶどうである」というイグナシオ・マリンの哲学を後継者は引き継いでいます。
良く成熟した選りすぐりのぶどうを使い、品質を追求。最も成熟した状態のガルナッチャのスペシャルブレンド。ガルナッチャの魅力を最大限引き出すために、収穫や醗酵はぶどう樹齢（５５年～８０年）、土壌、日照時間等の多様性を考慮して別々に行います。２４時間温度コントロールされている、ステンレスタンクで造られています。